他人と焼肉屋に行きたくない

 他人と焼肉屋に行きたくねえ。切実に。しかし焼肉屋は他人と飯を食べに行く場合の上位候補なんだよなこれが。苦しい。

 なんで僕が他人と焼肉屋に行きたくないかというと、これはもう完全に宗教の話である。

 僕は網の上に自分がこれから食べる一枚、もしくは二枚の肉だけを置くんですよ。で、焼けたら網から放して次の肉を投入、食べてる間に焼くっていうローテーション。二枚くらいが僕の網状におけるキャパでこれ以上は無理。三枚以上は食ってる間に火が入り過ぎるし、かといって網から放しても食べるまでの間で冷めるしな。

 でも世の中は僕みたいなプレイスタイルの人間だけが存在してるわけじゃないんだ。僕からしたらとんでもねえ邪教徒がごまんといる。

 まずアレな、網の上に所狭しと肉並べるやつ。食べるペースと焼き上がる時間をなんにも考えてないアホ。次々焼いてどんどん皿に載せてくから肉が冷めるだろ。網の中心と外側の温度差を考えてないから捌ききれずに中心においた肉は焦げる一歩手前じゃねえか。第一、一気に肉を大量に載せたら網の温度が下がるだろバカ。こういう輩は畜産農家の方々と僕ら人間の糧と成るべく命を散らした牛さんへのリスペクトを欠いた恥ずべき人間です。

 次に野菜の盛り合わせを複数個頼むやつ。お前はなにしに来たんだ。一個ならギリギリ分かるよ。マジでギリギリだけどな。ちなみに僕は絶対頼まない。なぜなら食べないから。頼んだ人間が野菜大好きマンで自分で全部食べますってことならなんの文句も無いよ。好きにしたらいい。でも現実は違う。網に置かれたまま放置されて焦げていく悲しいカボチャを幾つも見てきた。置いたお前が食えバカ。玉ねぎばっか食べてねえでカボチャも食えよ。人任せにすんな。更にムカつくのが僕が一心不乱に肉と向き合ってると「野菜食べないの?栄養偏るよ~」というRPGでの「武器や防具は装備しないと意味がないぞ」並に聞き飽きたワードを放ってくるbotみたいなやつ。たった一食の栄養を偏らせる覚悟も無いなら焼肉屋なんか来るなタコ助。

 あとこれは遭遇したことが無いけど白米頼むのNGってやつがいるらしい。意味がわからん。他人の茶碗一杯の白米にキレるってどういう神経構造してんだよ。焼肉屋行く前に心療内科に行った方がいいよ。どう考えても普通じゃないので、もしかしたら過去に他人の頼んだ白米がおひつで出てきて死ぬ思いで一升食べたとかそういう悲劇があってこの謎の怨嗟を生んだのかもしれん。

 最後に、ここまで読んで僕のことを焼肉奉行だと思う人がいるかもしれないけど僕は焼肉奉行ではありません。一枚一枚真摯に肉と向き合いたいだけなので僕に危害が及ばなければ他人の焼き方とかぶっちゃけどうでもいい。だからみんな僕と焼肉食べに行こうぜ。一人焼肉ってちょっぴりハードル高いじゃん?

 ん?飲み放題?そんなのありえないに決まってるってわかるよね?

思い出音楽 川本真琴『川本真琴』

 高校生の頃の話だ。YouTubeニコニコ動画は僕に新しいリスニング体験をくれた。具体的に言うと子供の頃のアニソンをよく聴くようになった。懐かしアニソンオムニバス動画みたいなの。まあ世代は違えど多くの人が一度は体験したことがあると思う。

 そういうのを聴いてて出会ったのが川本真琴の「1/2」という曲。るろうに剣心のアニメのオープニングに使われていた曲である。聴いた時は「ああ、るろ剣のオープニングだよ。懐かしっ」くらいのもん。特別この曲が響いたとかではなかった。もちろん良い曲だとは思ったがその時は川本真琴という人物を調べるまでには至らなかった。

 さて、僕がどうやって川本真琴の『川本真琴』というアルバムに出会ったのかというと、完全に偶然である。YouTubeで「1/2」との懐かしの邂逅を果たしてからしばらく時が経ったある日、ブックオフの250円コーナーで一瞬目に止まったのが『川本真琴』だった。記憶の片隅にあった文字列に反応したのだろう。川本真琴という文字を見ても最初は「なんだったけこれ…」状態だった。少ししてるろ剣の人だと思い出した僕は250円という値段の手軽さからそのまま手に取り帰宅した。

 その時は「1/2」だけに250円払った気でいた。他の曲に興味もなかった。「愛の才能」は大ヒットしたらしいが発売当時の僕はチビッコだったのでそんなことは知らなかった。だから岡村靖幸のプロデュースがどうとかも全く知らなかった。というか岡村靖幸に関しては今もよく知らない。通らなかった。おクスリ和製プリンスというイメージしかないが、この先いつか聴くことがあるのだろうか。

 まあそんなことは置いておいて、要するにこのアルバムに対する事前知識はゼロだった。そんなことだから聴いてビックリ、名盤だった。「DNA」とか「タイムマシーン」の名曲にも驚いたが一番驚いたのは唯一知っているはずの「1/2」だった。「1/2」はアルバム『川本真琴』のラストトラックなのだが、アルバム通して聴くとそれまでと印象が変わりなんだか切ない曲に聞こえた。シングルカットされた曲がアルバムだと違った印象を受けることはよくあることである。それでもアニメのオープニングとして使われ、明る目の曲だと思っていた曲が180度違う印象に変わるとは。そしてこの曲がアニメのオープニング曲としてもしっかり機能していたことにまた驚いた。

 あまりの衝撃に次の日僕は学校で音楽好きの友達6人に名盤である旨と「1/2」の衝撃をメッチャ早口で伝えた。全員が川本真琴と「1/2」というキーワードだけではポカーンだったが、るろ剣のオープニングであることと「1/2」の出だしを歌ったらすぐに理解してくれた。良い友達である。

 一度に全員に貸すことは出来ないので無理矢理買わせた。250円だからいいだろと。こうして『川本真琴』と「1/2」の衝撃は瞬く間に広がり、僕らの間でプチ川本真琴ブームが起きた。

 長々と書いてきたがこの『川本真琴』というアルバムは、YouTubeの懐かし系動画から過去の名盤にめぐり逢い、更に一つの曲を通じてアルバムとアニメのオープニングという両媒体のマジックみたいなものを感じるという貴重体験を与えてくれた一枚であり、また、それを数少ない友達と共有したという中々に思い出深く、僕個人の音楽の好みを超えた一枚なのだ。

ロシアワールドカップで印象に残った選手達

エディソン・カバーニ(ウルグアイ)

メチャメチャ走ってた。攻撃ではゴール前は勿論それ以外のアタッキングサードの攻略の大部分に動員され、守備ではベンタンクールがトップ下に入った場合、カバーニが二列目に下がって守備をしていた。普通これだけのタスクを課せられていたらゴールなぞ望むべからずなはずなのだがカバーニには関係無かった。しかしいくらなんでも走り過ぎたらしく最後にはぶっ壊れてしまった。

 

リオネル・メッシ(アルゼンチン)

またもワールドカップのタイトルには届かなかった現人神。不調だ、走らない、守備をしない等と散々な言われようだったが、普通に試合を見ていればそこは流石メッシ、組み立てして、ドリブルで剥がして、ラストパス出して、裏抜けして、点取ってと、おしっこちびる位凄かった。というかこのレベルの選手がいて勝てないアルゼンチン代表がなんかもう…という感じである。今回で最後と言われているがメッシの能力的にポジションを下げれば4年後も余裕だと思われるのでカタールの地で今度こそマラドーナを絶頂させてほしい。

 

トニ・クロース(ドイツ)

まさかのグループステージ敗退という憂き目にあったドイツ代表。ピッチ外では常連組と控え組で溝があったとか、宿舎でフォートナイトを朝までプレイしてネットを遮断されていたらしい。いつぞやの日本代表みたいだ。そんな中ピッチ上でのクロースは多くの時間でマンツーマンを付けられ、あまりボールに触ることが出来なかった。それでもスウェーデン戦でボアテングが退場してからのプレーは神がかっていて、最後のフリーキックを決めた時にはあまりに大きな声で叫んでしまって僕はお母さんに怒られた。

 

カルロス・サンチェス(コロンビア)

日本戦で試合開始三分で退場した山田哲人。コロンビアが何とかグループステージを突破したのでお咎め無しかと思われたが決勝トーナメントのイングランド戦でまさかのPK献上。やっぱり身の安全が危ぶまれている。コロンビアに帰るのは危険だと思われるので、我が東京ヤクルトスワローズに入団して山田哲人と二遊間を組んでセリーグを幻惑していただきたい。

 

ソン・フンミン(韓国)

守備は人海とファウルで食い止め、攻撃はソン・フンミンがなんかガチャガチャして突撃するという中々に凄まじいサッカーをしていた韓国代表だったが、それでもこのアジアNo.1アタッカーは随所にワールドクラスのプレーを披露した。あと左サイドにいた名前が似てるムン・ソンミンにゴールチャンス逸失利益の損害賠償請求をすれば多額の賠償金が見込めると思われる。グループステージで敗退したもののドイツ代表相手に大金星を挙げ帰国したのに空港で卵を投げつけられていた。非常に不条理である。かわいそう。それとこれからまさに全盛期を迎えようという年齢だが兵役も近づいてきている。彼に救いはないのか。

 

柴崎岳(日本)

ロシアの地で日本の大エースとして中盤に君臨した柴崎岳。その重要性は柴崎がいないと攻撃が始まらないし終わらないという、チームとして捉えた場合ちょっと虚しくなるレベルで代えの利かない存在だった。圧巻はセネガル戦で、抜群の攻撃性能に加え、守備でもセカンドボールを拾いまくるという無双っぷりであった。見てるか遠藤…お前を超える逸材がここにいるのだ…!!しかしその代えの利かなさゆえに休ませることが出来ずにポーランド戦以降は明らかにパフォーマンスが落ちていった。とにかく柴崎にかかる負担が半端ないので、柴崎の負担を軽減することは今後の日本代表の課題の一つになっていくと思われる。あと、ご結婚おめでとうございます。

 

ジョアン・ミランダ(ブラジル)

ベルギーのヒグマ(ルカク)をプーさんに変えてしまった男、ミランダ。とにかく対人が強い強い。ベルギー戦ではマルセロが左サイドで高い位置をとっていたため、常にルカクとの一対一に晒されていたが完封してた。後半開始から途中までブラジルがベルギーをサンドバッグに出来たのはこの男の対人能力のお陰であった。しかしそんなミランダもベルギーの10番相手には…。

 

エデン・アザール(ベルギー)

ルカクを塩漬けにしたミランダを八つ裂きにした男、アザール。異次元のドリブル能力で一人で時間を作る作る。オープンスペースでドリブルを開始したアザールには流石のブラジル守備陣をもってしても対処不能なレベルで、サンドバッグ状態だったベルギーの陣地回復を一人で行っていた。ベルギーがブラジル戦で1失点で済んだのは9割方アザールクルトワのお陰である。

 

ケヴィン・デ・ブライネ(ベルギー)

日本代表の夢を打ち砕いたベルギーの純朴田舎少年フェイスことデ・ブライネ。マンチェスター・シティが誇る世界一のキックマスターは、尖りに尖ったバランスのベルギー代表の中で大会序盤では攻撃のバランサーとして立ち回った。見るからに気苦労が多くストレスが溜まりそうな役割だったが、ブラジル戦以降はチームの戦術変更によりカウンター絶対遂行するマンとして躍動した。また、クラブでもそうだが今大会でも変わらず「何が見えてんの?」といったパスや、「今どうやって蹴ったんそれ」というキックを見せてくれた。ちなみにサッカーでは自分のボールの蹴れる範囲がそのまま認知可能範囲となり、蹴れるキックの種類が増えると今まで見えなかったパスコースが見えるようになったりする。そう考えるとこの男にはピッチ上の敵と味方とスペースがどのように映っているのだろうか。非常に気になるので『VRなりきりケヴィン・デ・ブライネ』とか発売してほしい。

 

ミシー・バチュアイ(ベルギー)

赤い悪魔のオチ担当。今大会一番のピュアな笑いを僕達に届けてくれた。イングランド戦でのポスト跳弾自爆が話題になったが、ゴールを決めたパナマ戦でも幾度となく決定機を外した後、何故か一番難易度が高いと思われるシチュエーションでゴールゲットという往年のパトリック・クライファートを思い起こさせるプレーに僕は腹を抱えて笑ってしまった。

 

エンゴロ・カンテ(フランス)

カンテはいつもどおりカンテだった。相変わらず見ている人から語彙力を奪い去るプレーぶりで「カンテヤバイ」としか言うことがなかった。なので特にプレーが印象的であったわけではないが、カンテを見慣れていないとやはりそのプレーは鮮烈に映るらしく、Twitterで今大会で初めてカンテを見た人やいままであまりカンテを見ていなかった人達から「もっと評価されるべき」というツイートが散見されたのは面白かった。おそらく普段からカンテを見ている人はレスター時代から評価ゲージがMAXだと思われるので、ワールドカップという舞台がいかに大きな舞台であるかを再確認させられた次第である。

 

ハリー・ケイン(イングランド)

現在世界最高の万能型CFであるトッテナムのエースストライカー、ハリケーンことハリー・ケイン。その類稀なる万能性に目をつけたイングランド代表は、ケインの能力をフルに発揮させようとビルドアップ、左右への展開、サイドアタック、ラストパスと場所を問わず様々な場面でケインを使い、その結果ゴールゲッターである筈のケインがゴール前にいない場面が多発した上に攻撃自体も全然うまくいかないという、これを元にした故事成語が生まれてもおかしくない程のうっかり具合で、見事にセットプレー以外で点が取れない奇天烈チームが出来上がってしまった。ぶっちゃけ今大会でケインがしていたプレーはほぼトッテナムエリクセンがやっていることなので、イングランド代表の問題はデンマークからエリクセンを強奪するかケインのクローンを作り出すことで解決すると思われる。

 

ルカ・モドリッチ(クロアチア)

メチャメチャ走ってたPart2。クロアチア代表でのモドリッチはやることがとにかく多く、朝から晩まで働いていた。レアルでも仕事の多いモドリッチだがクロアチア代表の選手達はレアルの選手達と違い融通が利かない選手が多いのでポジション的にはトップ下でありながら決定的な仕事というよりも補助、もしくは穴埋め仕事を中心に奔走していた。それに加えてグループステージから休みなく出場し続け、決勝トーナメント準決勝までの3試合が全て延長戦という地獄のスケジュールには普通の選手と違いスタミナの上限値が150位ある流石のモドリッチもへばっていた。モドリッチのへばる姿というのは相当にレアだと思われるが、恐ろしかったのはその疲労困憊の状態でもプレーのクオリティが落ちることがほぼなかったことである。また、モドリッチ以外にも今大会のレアル・マドリード所属の選手達のパフォーマンスは凄まじく、チャンピオンズリーグ三連覇を果たしたチームがどれほど偉大であるかをその能力をもって示してくれた。

バラエティ番組の真似事をする素人達

 日頃目にする機会が多いタイプの地獄。なんで真似しちゃうんだろうな。不思議でしょうがねえよ。

 なんでテレビ局とタレントたちが金かけてきっちり仕事として取り組んで面白くしてることを面白くない奴らが劣化コピーしちゃうんだろうな。まあ面白くないから面白いことが思いつかなくて、またその自覚も無いんだろうけど。まんまコミュニティの一生コピペみたいだな。

 問題はその地獄につきあわされる周りの人間よ。ダビングし過ぎて元の映像なんかぼやけて見えなくなったVHSをずっと正座して見せられてるようなもんだぞ。しかし奴らは止まらない。怯えて息を潜めている獲物を見つけては「ノリ悪いわ~。つまんね。白けるわ」と言い放つ。ノリとはなんだ。奴らの指すノリが僕には大時化の荒波に見える。懸命な漁師なら絶対に船を出さない。しかし奴らには関係ない。自作したビート板を僕に渡してさあ飛び込めと言う。完全に自殺教唆。まともじゃない。どうかしてるよ。こういう地獄がまだこの先もちょこちょこ待っているかと思うと怖くてしょうがない。

 バラエティ番組は今後、放送終了時に訓練されたプロが緻密な計算の元行っているので真似しないでください的なテロップ流してくれないかな。もっと言えば国が取り組むべき。義務教育課程でなんとかしてくれ。星野くんの二塁打よりも重要だろ。

 今回の話が遠因になってると思うんだけどさ。ボケてってあるだろ?あれってまさに面白くない奴らが生み出してしまったインターネットに巣食う地獄だよな。そう考えると松本人志という人間は20年以上も創造主でありながら地獄を生み出す原因にもなってる訳だ。特許申請してガンガン訴えて欲しいな。

他人の部屋着を気にするなんて野暮中の野暮

 先日知り合いが僕の家の近くまできていたらしく、話そうやと言われたので家の前まで来てもらって話したんですよ。当然、部屋着のままで出たんですね。

 そしたら「なんでユニフォームなのw」とか言われたんですよ。あとユニフォームの下にアンダーアーマーのコールドギア着てることもイジられたりしてさ。人生で部屋着をイジられたことなんて無かったから「ま、まあ楽なんで…」以外に何も言えなかった。

 その後も色々言われた気がするがが全く覚えてない。なんというか僕の価値観の骨格を殴られたみたいで頭がグワングワンしてた。

 部屋着がサッカーのユニフォームってそんなにおかしいのか?おかしくないだろ?中学校のジャージを大人になっても着てる人いるだろ。それと同じだよ。部活の練習で使ってたやつを流用してるんだから。

 僕の感覚からしたらわざわざお洒落なルームウェアとか買う方が分からねえよ。家の中の格好なんて最悪裸でもいいわけじゃん。よく聞くジェラートピケとか結構なお値段するんだろ?それならユニフォームでいいんだよ僕は。

 ユニフォームは良いんですよ。動きやすいし、吸汗速乾に優れてるし、毛玉も出来ないし、何回洗濯しても首周りがよれたりしないし。普通のTシャツなんかより断然オススメだよ。

 とは言え家の中でもお洒落でいたいって人がいるのも分かる。理解は出来ないけど。何らかの理由で部屋着にも気を遣わなくちゃいけない人もいるんだろうな。同棲したての女性とか。常に綺麗な姿を見せたいみたいな。気が休まることのないこの世の地獄だな。全くの想像だが。

 僕は部屋着なんか人類全員どうでもいいと思うんですけどね。家の中というパーソナルスペースのみで着る衣服だから。それなのにお洒落なルームウェアという無駄な価値観を植え付けられた人に僕の部屋着が変な格好だと蔑まれるのは我慢がならねえよ。なんとかしてくれファッション誌。前にベースボールシャツが流行ってたらしいじゃないか。美容室で渡された雑誌で見たぞ。アレと同じノリでサッカーのユニフォームはルームウェアとしてイケてるって書いてくれよ。俺をダサ坊側からファッショナブルボーイ側に変えてくれ。

 なんか熱くなってしまったな。とても部屋着なんかどうでもいいと思っている人間とは思われなさそうだ。正確にはどうでもいいと思っていたけど、今回の一件で僕の人格に新たな歪みが生まれたというか。

 最後にここまで読んで部屋着としてユニフォーム買ってみようと思った人はいますか?まあいねえか。万が一いたらオススメのユニフォームがあるから紹介したい。ASローマというチームのユニフォームだ。カッコいいぞ。

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 その昔中田ヒデがいたチームだ。他にもトッティとかバティストゥータとかもいたぞ。知らねえか。余談だけどここ数年ナイキのユニフォームって有名どこのチームはどれもダサくてさ、そんな中ローマだけは安定してカッコいいんだ。まあそんなことはともかく見た目的にとても良いユニフォームだと思うのでぜひとも検討してくれ。それではまた。

ブスのカップルが往来でベタベタしてるのを見ると悲しくなる

 街中歩いてるとよく見るだろ。なんだこいつら?って一瞬見ちゃうタイプのやたら距離感の近いカップル。いつもどんなツラの奴らがベタついてんのかなと思って顔面見てみると大抵ブス。不思議なほどに軒並みブサイク。逆に美男美女のカップルが気色悪いほどベタついてるのは見たこと無い。

 このカップルベタつき現象。何故ブサイクカップルにだけ起こるのか。浮かれてるんだろう。単純に。カーストの下位同士がくっついて序列が一つ上がったと思っているんだろう。

 で、なんで美男美女のカップルはベタつかないか。僕も美男美女なら異常に距離感が近かろうが絵になる気がするからまあいいんじゃないかとも思うんだけど。美男美女はそういう行為がはしたないってのを知ってるからベタつかないんだよな。

 

 この話の何が悲しいってうまく言いづらいんだが、カーストの序列どころの話じゃなくて所属してるヒエラルキーごと違うってとこだと思っててさ。

 イメージでは幾つもの三角が縦に連なってる感じ。生まれが違うってよく言うけどアレって所属してるヒエラルキーが違うってことなんだろうな。

 所属してるヒエラルキーが違うってのは価値観やものの考え方それ自体が丸っきり違うってことだと思う。

 だからカーストの序列を変えるのと違ってヒエラルキーを変えるってのは並大抵じゃない。才能と運ゲー。たぶん殆どの人間には無理。多くの人は自分の生まれた三角の中で闘うしかない。

 

 よく分からない話をダラダラとしてしまったが、要するに自分の所属してるヒエラルキーの位置を自覚するのは大事ってこと。夢は無いけどな。そこを把握しておかないと街で見かけるヤベー奴になってしまう。

 ただもしかしたら僕が勝手に超ヤベーなあいつと思っているだけで、彼らは彼らなりに配られた手札でなんとかして上位ヒエラルキーに挑もうとしているのかもしれない。

 そう考えると地底の三角に位置する僕も『ストラクチャーデッキ-武藤遊戯-』を片手にお空の三角目指してデュエルしてやろうって気になってくるのだ。

オードリー春日に憧れている

 オードリーの春日俊彰を知らない人はあまりいないと思う。毎年テレビの出演本数ランキングでトップ10に入っている芸人だ。ボディビルやったりフィンスイミングやったり定期的にアフリカの部族に会いに行ったり、最近でも東大受験とエアロビをやってた。これだけだとおおよそ芸人とは思えないな。

 僕はそんな春日さんに憧れている。まあ上記の体を張ったロケ芸人の春日さんに憧れている訳ではない。尊敬はしているけど。 僕が春日さんに憧れている部分はもっと別の部分で、それは自分の生きている意味、生まれた意味は自分磨き(オナニー)であるとはっきり公言しているところである。

 春日さんは20年間ほぼ毎日エロパソと呼ばれるエロサイト巡回を2時間以上した後、自分磨きをしているという。単純な精力だけでも凄まじい。

 当ブログを読んでいる方に春日さんがどれほど自分磨きを大切にしているかを伝えるために春日さんのラジオでの自分磨きに関する発言をいくつか並べよう。

 

 「自分磨き(オナニー)をしなければ生きてる意味がない。」

 「日本が自分磨き(センズリ)を禁止したら私は国を捨てる。」

 「自分磨き(マスかき)のために毎日働いている。」

 「その日の仕事、行動は全て自分磨き(マスターベーション)に繋がっている。朝目覚めた瞬間から自分磨き(自慰行為)は始まっている。」

 

 この国では多くの若者、いや若者だけじゃない。多くの人が自分の生きている意味、生まれてきた意味が分からないと嘆いている。そんな人達を尻目に春日さんは自分の生きている意味は自分磨きだとはっきり言ってのける。

 マスターベーションとは全く生産性が無い。はっきりと言ってしまえば時間と体力を浪費するだけの生理現象である。

 そんな生産性の無い、何も残ることの無い、誰の記憶にも残らない、到底自分の生きた証にならないであろうことを生きている意味だと言っている。

 子を成すことで遺伝子を乗り継いでいる動物が生きている意味とか、生まれてきた意味を難しく考える必要なんてないのだろう。でも、僕も何も残らなくても、誰も知らなくても、これが自分の生きている意味だとはっきり言えるものを見つけたい。

 とりあえず本気出して自分磨き(オナニ-)するところから始めよう。