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すれちがい通信簿

ソフトに死んでいる

セルフツッコミとかいう甘えた文化を許すな←

 皆さんご存知であろう文末に矢印を使ったセルフツッコミ。

 ただ知らない人もいるかもしれないので説明すると、ある一文にボケを入れた場合、そのボケの文末に左矢印を付けることでセルフツッコミが成立するというものである。

 知らなかった人。恥ずかしくないよ。僕も二年前までは機種依存文字だと思っていたからね。

 

 はっきり言って僕はこの文化が嫌いである。

 相手が会話中にボケたと思ったらこちらにツッコミをさせる間もなくセルフで既にツッコんでいる。

 ピッチャーが自分で投げたボールを自分で打ち返してる様なものだ。

 バッターは眼前に広がる嵐のような光景に只々口を開けて立ち尽くすのみである。

 

 矢印を機種依存文字だと思い込んでいたかつての僕は、既にセルフでツッコミ終えているボケに追撃で要らぬツッコミをしていた。

 今思うと二度手間だったし、相手は何だコイツと思っていたかもしれない。

 

 でも、こんなことをされてどうすれば良いのだ。一体次にどんな言葉を発すれば良いのだ。

 僕も相手に合わせてセルフツッコミをすればいいのだろうか。だが、そうなった場合そこには会話など存在しない。そこにあるのはたまたま内容が噛み合っている様に見える2つの独り言だ。

 

 ここから先は完全に悪口だが、矢印を用いたセルフツッコミを使う人間で面白かった奴を見たことがない。セルフツッコミなんてものを使う奴は元々面白い人間でも無いのにボケを拾われずにスベってしまうことを極端に恐れるチキン野郎である。

 

ちょっとボケを外してスベることがなんだ。次はもう少し間口の広いボケにすればいいじゃない。そもそもツッコミすらされない距離感ならば相手が気軽にツッコめる様に程良い隙を出していけばいいじゃない。

 スベるのが怖いから、相手を信頼出来ないから、ボケても光の速さで自ら処理をする。そんなのって哀しいことじゃない。

 

 僕は持てる力の限りを尽くしてボケを拾うから。

 だから、セルフツッコミなんてするなよ。矢印なんて使うなよ。

 君をひとりぼっちなんかにはさせないよ!