すれちがい通信簿

ソフトに死んでいる

CDという名の過去の自分を売ったら金が貰えた

 先日、手元にあるCDを100枚ほど売った。売ったCDの系統としては主に00年代のガレージロックとかサイケとか。今となっては全く聴かなくなったCD達。元々いらねえもんだし大した金額にはならねえだろうと思ってたけど意外にも100枚強で18000円の値がついた。

 びっくりした。金額見た時は「マジかよ。テレスコープス300円もすんの?テンプルズ350円とかありがてえ」とかニヤニヤしてたけど、段々とこの18000円とは過去の自分の価値観に付けられた値段なのでは?とか思うようになった。

 今回僕が売ったCDは、今の僕にとっては無価値なのだけれど過去の僕が価値を見出して買ったものである。過去の僕の価値観が18000円だとするとなんとも言えない気分になる。僕が勝手に思っていることだからこれが高いのか安いのかは分からない。

 仮に今の僕が「これは絶対に売れない」と思っているCDを100枚ほどリストにして買取金額を調べれば今の僕のお値段も調べられる。気になるから調べようと思った。でも今の僕の価値観の値段が高くても低くてもどっちにしろ凹みそうだったからやめた。

 高額だった場合、「うわっ…昔の私の年収、低すぎ…?」と凹みそうだし、安かった場合にはそれこそ目も当てられない。年齢を重ねるとは、成長とはなんなのかみたいな思考の闇に取り憑かれそうな気がする。

 なんというか自分の積み上げてきたものに値段がつけられるのは怖い。でも世の中殆どのものに値段がついてる。貨幣なんて無くなればいいのに。人類が個体として生きてるから悪いんだ。みんなせーので死ねばいい。人類補完計画万歳。

 グタグタ言ってきたけど不要になったものを送りつけてお金がもらえるのは嬉しいです。部屋の圧迫率も下がったし一石二鳥でした。

 今までありがとう聴かなくなったCD達。君達のことは忘れないよ。どうか安らかに経済を回してくれ。