2020/4/25 あれは絶対Jazzじゃない

 夢の話を日記でするなんてもう早くも末期じゃんと思わないでもないが結構ショックだったので書く。

 今朝見た夢である。学校の体育館らしき場所で唐突にDJがハウスミュージックをかけて、その曲の特徴的なベースラインを聴いた僕が「これどっかで聴いたことあるな、なんだっけ」と呟いたところからサンプリングソースクイズが始まった。

 何度もベースラインを口ずさみ記憶を辿る。「分かった。たぶんTyler The Creatorだわ」僕がそう答えるとモニターにデカデカと正解が発表された。そこには「A Tribe Called Quest / JAZZ(We've Got)」と出ていた。

 正解を見ると同時に頭を抱えてうずくまった。恥ずかしかった。いつの間にかいた周りの人達からは見方によっては人生で一番ウケたんじゃないかってレベルで笑われた。

 信じられなかった。僕が人生で好きなアルバムのTop5には間違いなく入る「The Low End Theory」の収録曲からサンプリングされたものを外すなんて。自殺したかった。

 笑い声に囲まれながらうずくまったまま絶望していたら目が覚めた。起きてすぐに携帯でJAZZ(We've Got)を再生した。明らかに夢で聴いたベースラインではなかった。心底安心した。

 まさか自分の人生でも一、ニを争うレベルの瞬間的な自殺衝動を自らの脳によって起こされるとは思わなかった。いや、結果的に死ななかっただけでこれはもう無意識による自殺である。

 日頃の希死念慮が変な形で顕在したのかどうかまでは分からないが、今思うことは夢の中のあの場でうずくまることで負けを認めてしまったのがとても悔しい。次は中身がどうとか関係なく絶対に当てる。僕を嘲笑った奴等全員黙らせてやる。