レコードなんて買わなくていい

 私事なんですが数ヶ月前にレコードプレーヤーを買いましてね。まあ音楽好きだし?音楽好きなのにレコードプレーヤー持ってないって状態も昔からコンプレックスだったし。あと僕が好きなテクノとかハウスといった音楽を作っている人達はデータ販売すらせずにアナログオンリーなんてことはザラで、その度にモヤモヤしていたのでいい加減買ってしまえということで購入に至った訳です。

 そんなこんなでちょっと前からレコード盤を少しずつ集めてるんだがレコードって高いわ。中古新品問わず高い。だから僕がレコードを買う場所は専らハードオフブックオフである。

 まあハードオフブックオフに僕の欲しいハウスやテクノのレコードなんてまず無いんだけどその代わりにCDだとほとんど見かけない僕の好きな80年代のアイドルとかニューミュージックが豊富にある。しかも350円とか108円で投げ売られててクソ安い。

 とまあ、まだ期間は短いものの僕がレコードプレーヤーを導入してから良いなと思った部分はこれぐらい。つまり70年代と80年代の邦楽が安い。こんだけ。

 よくレコードは音が良いって言うじゃん?あれは嘘だ。プラシーボ効果だ。いや、嘘やプラシーボじゃないんだろうけどたぶん金がめちゃめちゃかかる。

 僕の今の環境はプレーヤー5万、アンプ5万、ヘッドホン3万という環境なんだけど音質面でレコードに感動したことはない。散々レコードは音が良いと各所で見聞きしていたので初めてレコードで聴いた時は「えっ、別に普通じゃん」と大分拍子抜けした。調べたらレコードでいい音を出すにはプレーヤー10万以上、アンプ10万以上、スピーカー10万以上とかかけないと駄目という記事も見た。あとよく知らんけどカートリッジを変えると音が良くなるらしい。ただそれも余裕で3万超える。

 とにかく、そんだけの大金叩いて「レコードは音が良い(キリッ)」とか言われてもまあそりゃそうだろと。というか同じだけ金かけりゃCDだって良い音するだろと。

 ですので個人的にはレコードなんて買う必要は無いと思います。レコード聴くために環境構築するくらいなら3万のヘッドホンとアンプ買って余った金でCDかデータ音源買った方が良いよマジで。あとレコードプレーヤーってすげえ部屋のスペースとコンセント食うしな。定期的にレコードの掃除をしないといけないし針交換とかベルトドライブ式だとベルト交換もあるしランニングコストも考えると本当金と時間に余裕のある奴の趣味だと思う。

 しかしとんでもないネガキャン記事になってしまった。10万かけてこんなネガ記事書いてるとか自分で自分が信じられない。でも自分を偽ることは出来ない。レコードはコスパが悪い。特に今やSpotifyやAppleMusicが日常になっている僕にとってはかなりのレベルで悪く感じる。

 最後にこの記事読んだ人の中にはもう全部ストリーミングサービスで済ませればいいじゃんと思っている人間がいると思うけどそいつは大間違いだと言っておく。便利極まりないことは確かだが所詮は圧縮音源よ。結局のところ本当に気に入ったものはフィジカルもしくはFLAC以上の音質のデータ音源を買うことを強く勧めます。mp3とFLACの差は正直プラシーボ効果だと思うし僕自身ブラインドテストをされた場合何一つ分からない自信が相当にあるが体感で効果が非常に高いプラシーボなので大丈夫です。

 音楽買うならFLAC以上。ハイ、復唱しなさい、音楽買うならFLAC以上。

 悪口ばっかりでオチが全く思いつかないので本日はこの辺で。